その建物は大丈夫?アスベスト見分け方と見つけた後の対応

「アスベストって聞いたけど、ウチの建物は大丈夫なのかな?」

こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、アスベストを含む建物を見分けるポイントや、知っておきたいリスク、そして安全対策について、分かりやすく解説します。

1. アスベストってそもそも何?

アスベストは、かつて建材などに広く使われていた繊維状の物質です。

しかし、その後の研究で、肺がんや石綿肺などの健康被害を引き起こすことが明らかになりました。

2006年以降、日本ではアスベストを含む建材の使用は全面禁止されています。

しかし、それ以前に建てられた建物には、依然としてアスベストが含まれている可能性があります。

2. ウチの建物は大丈夫?見分ける3つのポイント

1. 建築時期を確認する

アスベストの使用が禁止される前の建物は、特に注意が必要です。

  • 1975年以前: アスベスト含有率5%超の吹付け禁止
  • 1995年: アスベスト含有率1%超の吹付け禁止
  • 2004年: アスベスト含有率1%超の建材(10品目)禁止
  • 2006年: アスベスト含有率0.1%超の製品禁止

2. 設計図書で調べる

設計図書(設計図・仕様書)に、アスベストを含む建材が使われていないか確認できます。

  • 各メーカーのホームページで、商品名ごとのアスベスト含有量を確認できます。
  • 生産終了などで確認できない場合は、「アスベスト含有建材データベース」も活用しましょう。

3. 専門業者に調査を依頼する

確実な判断のためには、専門業者による調査がおすすめです。

  • 建築時期や設計図書だけでは判断が難しい場合
  • 老朽化による飛散が懸念される場合
  • リフォーム・解体工事を検討している場合

専門業者に調査を依頼することで、建物のどこに使われているのか、どのような状態なのかを把握することができます。

3. アスベストを見つけてしまったら?

絶対に触ったり、削ったりしないでください。

専門業者に相談し、適切な処理方法を検討しましょう。

処理方法には、以下のようなものがあります。

  • 封じ込め: 飛散防止のために、専用の材料で覆い隠す方法
  • 除去: 専門業者によって、安全に除去する方法

処理方法は、アスベストの種類や状態、建物の状況などによって異なります。

4. アスベストと安全に暮らすために

アスベストは、適切に管理すれば危険ではありません。

以下の点に注意して、安全に暮らしましょう。

  • アスベストを含む建材は、むやみに触ったり、削ったりしない
  • 劣化や破損が見られる場合は、専門業者に相談する
  • リフォーム・解体工事を行う場合は、必ず専門業者に依頼する

5. まとめ

アスベストは、目に見えない危険性を持つ物質です。

しかし、正しい知識を持ち、適切な対策を講じれば、安全に暮らすことができます。

今回の記事を参考に、ご自身の建物の状況を確認し、必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。

福山市近辺での建物の解体についてお困りごとがございましたら、解体工事専門店.Renoへ一度ご相談ください。

問題解決に向け全力でご協力させて頂きます。

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