解体工事の種類って？全壊、部分解体、内装解体など、種類別の特徴を解説

2024年10月18日

解体工事と一口に言っても、建物の構造や解体範囲によっていくつかの種類があります。
この記事では、福山市で解体をお考えの方に向けて、解体工事の種類とそれぞれの特徴についてわかりやすく解説します！
「どの解体工事を選べばいいのかわからない」と感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

解体工事とは、建物や構造物を撤去する作業のことを指します。
古くなった建物の取り壊しや、土地の再利用を目的に行われることが一般的です。

解体工事を行う理由はさまざまですが、主なケースとして以下のようなものがあります。

これらを踏まえたうえで、解体工事は大きく3つの種類に分けられます。
それでは、具体的な種類と特徴を見ていきましょう！

全壊解体は、建物を基礎部分からすべて取り壊す工事のことを指します。
一般的に「解体」と聞くとイメージされるのがこの全壊解体工事です。

全壊解体は、大掛かりな工事になるため、事前にしっかりとした計画が必要です。
費用の見積もりや近隣住民への配慮など、プロに相談しながら進めるのがおすすめです。

部分解体工事は、建物の一部のみを解体する工事のことです。
増築やリフォームを行う際に、特定の箇所を取り壊したいときなどに利用されます。

例えば、古くなったキッチン部分のみを改修する場合や、増築のために壁を取り壊す場合など、部分解体工事は幅広い用途で活躍します。

内装解体工事は、建物の内部のみを解体する工事です。
外壁や構造部分は残したまま、内装の壁や床、天井などを取り壊してリフォームや改装を行います。

また、内装解体工事は「スケルトン解体」と呼ばれることもあります。
スケルトン解体とは、建物の骨組み（スケルトン）だけを残し、内装や設備をすべて撤去する工事のことです。
店舗のリニューアルなどでよく採用される工法です。

上記以外にも、解体工事にはいくつかの種類があります。

手壊し解体：機械を使わず、手作業で解体を行います。隣接する建物に影響を与えないよう慎重に作業できるのが特徴です。狭い土地や建物同士が密集している場所でよく用いられます。
重機解体：ショベルカーやクレーンなどの重機を使用して解体を行います。工期を短縮でき、費用も抑えられることが多いですが、騒音や振動が発生しやすいため、周辺環境への配慮が必要です。
アスベスト解体：建物にアスベスト（石綿）が使用されている場合、安全に取り除くための専門的な工事が必要です。作業中の安全対策や法的な届出が必須となります。

これらの工法は建物や現場の状況に合わせて使い分けるため、どの方法が最適かは専門業者とよく相談することが重要です。